シアバターの製造方法
収穫は4月から8月にかけて行われる。特に雨季の4月から6月が最盛期となる。シアの実は熟れると自然に落ちるため、それを女性達が夜明けに拾い集め、大きな籠や洗面器に入れ頭に乗せて運ぶ。
シアの実からシアバターを製造する過程は主に手作業で行われる。種子の中の仁(胚)であるシアカーネルに脂肪が含まれているため、果実を収穫すると果肉の部分は食用とし、種子のみを集める。集まった種子から仁を取り出すと、木槌で細かく粉砕する。根気の必要な作業で、4〜5人の女性達によっておしゃべりをしたり歌を歌ったりしながら行われる。砕かれた仁からは微かに香ばしく甘い匂いがする。約45~50%が脂肪分のため、触るとしっとりとしている。
次に砕いた仁を鍋で焙煎する。熱を加える事で油分との分離がしやすくなるが、加熱しすぎると完成後に焦げ臭さが出てしまうため、焙煎には熟練した技術が求められる。
粗い粉状になった仁を、ペースト状になるまで細かくすり潰す。元来この行程は手作業で行われており重労働であったが、近年は機械も用いられている。ココア色のペースト状になったところで適量をボウルなどに取り、水を加えて強く練っていく。機械で挽いた直後のペーストは熱を持っているため、40〜45度の温度を保つよう加える水の温度で調整しながら練る。ここでも機械を用いる事もあるが、ガーナの女性達は重労働であっても手で感触を確かめる事ができ、仕上がりも違うために手作業を好むという。
練りを続けると、水と混ざった脂肪分が乳化し、徐々に白色に変化していく。ここで冷水を加えると、完全に分離してホイップクリームのように脂肪分が浮き上がる。一見すると白色だがまだ微細な殻が混入しているため、白く浮き上がった脂肪分のみを慎重に取り出して別の容器に移し、鍋でさらに弱火で加熱する。脂肪分は再び溶け、白く見えていた色も茶色へと戻る。時間をかけ加熱し、時々静かに撹拌し、水分を飛ばしていくと不純物は沈み、分離した脂肪分が浮上する。それをまたすくい取り、煮詰めることで純度を高めていく。最後に熱いうちにフィルターで漉し、容器に注いで安置すると固まり、完成となる。ガーナでは仕上がったシアバターをカラバッシュというヒョウタンを加工したボウルにてんこ盛りにして売るのが伝統的な販売方法である
西アフリカを旅行中に現地の女性の肌の美しさに気付き、シアバターを知ることとなったロクシタンの創業者オリビエ・ボーサンは、1992年にシアバターをそのまま商品として発売した。その後女性協同組合と提携し共同でシアバターの製造を行うこととなった。
ロクシタンがシアバターを商品化した1992年は、ザ・ボディショップの創業者アニータ・ロディックがガーナ北部の市場でシアバターと出会った年でもあった。手作業で作られるシアバターの品質の高さと現地女性の情熱に惹かれたアニータは、2年後にガーナのタマレ地区のトゥンテイヤ・シアバター女性組合と契約し、コミュニティトレードを始めた。また、製粉機とナッツを割る設備を組合に提供した。地域の女性達は安定した収入と、ビジネスの基礎知識、地域社会での発言権を獲得することとなった。また収益によって
10の学校が建設され、校内の設備費や教員を確保するための資金にもなった。安全な水道水や公衆トイレの設備向上にも使われた。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
シアバターって保湿力がとてもありわたしもよく利用します。
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